視線の扱いかた考察

ただ単に目線を外しただけではカメラに目線を据えたものの延長線から離れていないんじゃないかな...というのが個人的見解であり目線を外したらばそのさきには必ず何か対象物を感じ取れるようであるべきに思ってたりします。

第七旋法 Another sideさんの視線に関するエントリを読んで、ひとくちに視線外しって言ってもいろいろバリエーションあるよなあ……とだらだら考えつつ以下にenumしてみました。

被写体を生物として撮る場合

着ぐるみはあくまで無機物でしかないのですが、これを意志を持った人間と見なす場合。視線=意識、視線の先=意識の中心。視線の持って行き方・とらえ方で、被写体の意識がどこを向いているか操作できる。

写真1写真2

まっすぐ見つめて訴えかける。視線を外して恥ずかしさを表現。

写真3写真4

「被写体が見られていることを意識していない」ことの表現。日常生活、意識を集中している、リラックスなど。

写真10

視線の先はケーキ。視線(瞳とケーキを結ぶ見えない線)が写真の中心に位置しているので、この写真の主題は視線であり、被写体がケーキを見ているという事実。

写真5写真6

余白をとり、視線を中心に持ってきて、視線の先にあるものを表現。

写真7写真8

登場人物と写真を見る者の視線のベクトルを近づける、同一にする。臨場感。

被写体を造形物として撮る場合

瑕疵を隠すために、あるいはより美しく見せるために正面以外の視点から撮る場合、着ぐるみの視線は常に正面なので、結果的に視線が外れた写真になる。表現技法としての視線外しの要素をあわせ持つ場合もあるものの、視線が主題ではないし、視線の先にはたいてい何もない。

撮影者が複数いる場合

主になって撮影している者以外の撮影者はその脇から撮ることになるので、撮った写真は視線が外れていることがほとんど。被写体の中の人の意識も向いていないので、特に室内・スタジオ撮りの場合は「撮影風景」のような客観的な写真になる。

被写体側の問題

中の人の意識は正面を向いているが、面が正面を向いていない。面ののぞき穴の位置と操演者の目の位置があっていないケース、前方がもっともよく見えるのぞき穴が正面にないケース、のぞき穴が非対称のケースなどが考えられる。非情にちぐはぐな印象を受けるので、できればさけたい。

写真9さてこの写真はこれまでのカテゴリのどこに分類されるでしょうか。正解は「被写体側の問題。腕を正面に伸ばしてアピールしているのに、顔が正面を向いていない」。

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「視線の扱いかた考察」への3件のフィードバック

  1. Kigurumi charms
    of Natsuki Kuga
    Are in the eye of the beholder
    and the camera

    緑色の男

  2. カメラ目線の写真の時はカメラマンは被写体の親しい人。

    目線の来ていない写真の時はカメラマンは空気・・・

    と私は認識しております。

  3. 緑のひと:
    玖珂なつきのkigurumiの魅力は、それを見る人とカメラの中に存在する。
    "Beauty is in the eye of the beholder."で「あばたもえくぼ(美とは主観的なものである)」。

    ナナシさん:
    実際の撮影現場だとそんな感じになりますね。

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